【IRA復活の狼煙】北アイルランド、シン・フェイン党の前党首宅で爆発 背後に「新IRA」か

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北アイルランドシン・フェイン党の前党首宅で爆発 背後に「新IRA」か
2018年7月15日 17:29 
発信地:ロンドン/英国 [ アイルランド 英国 ヨーロッパ ]

【7月15日 AFP】英国北アイルランドカトリック民族主義政党シン・フェイン党(Sinn Fein)のジェリー・アダムズ(Gerry Adams)前党首は14日、自宅が爆発物による攻撃を受けたと明らかにした。北アイルランドではここ1週間、アイルランド共和派によるものとみられる騒動が続いている。

 1983年から今年2月までシン・フェイン党の党首を務めていたアダムズ氏によると、北アイルランドベルファスト西部にある同氏の自宅で車寄せに駐車していた車が損傷を受け、フロントガラスには爆発痕があったという。

 北アイルランド第2の都市ロンドンデリー(Londonderry)では先週末、平和的手段によってアイルランド統一の実現を目指すシン・フェイン党主流派のやり方に反対するアイルランド共和派による暴動が発生。


 シン・フェイン党はもともとカトリック系過激組織アイルランド共和軍IRA)の政治部門だったが、アダムズ氏の尽力によって暴力による政治的目標の追求を断念している。

 北アイルランドの警察当局トップ、ジョージ・ハミルトン(George Hamilton)氏はロンドンデリーで起きている騒動について「新IRA(New IRA)」と呼ばれる組織が関わっているとする見解を示した。

 ハミルトン氏は「この事件の背後には共和派の過激派組織が複数いるとみている」と指摘し、「今回の騒動にはさまざまな過激派組織のメンバーが絡んでいるが、首謀者はおそらく新IRAだろう」と語った。

 北アイルランドでは1998年にIRAと英当局が和平合意を結ぶまで、およそ30年にわたって激しい抗争や衝突が発生。現在も英国寄りのプロテスタント地域政党民主統一党DUP)とシン・フェイン党の間では意見の溝が埋まらず、北アイルランドでは18か月にわたって自治機能が不全の状態が続いている。(c)AFP

英国北アイルランドカトリック民族主義政党、シン・フェイン党のジェリー・アダムズ前党首(2018年2月10日撮影)。(c)AFP PHOTO / Barry CRONIN
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